トラックドライバーならば、スムーズに仕事を終えるためにも渋滞は人一倍避けたいところですよね。
また、渋滞している箇所を抜けると、事故や工事が見当たらず「なんで渋滞してたの?」と思うこともあるのではないでしょうか?
今回の記事では、渋滞の原因や適切な回避法についてご紹介します。
自然渋滞の主な原因
自然渋滞とは、事故や工事以外に考えられる原因によって発生する交通集中のこと。
主に以下のようなパターンが挙げられます。
道路の高低差
下り坂から上り坂に差し掛かるとき、自然と速度があがるものですが、この高低差が認識できない箇所では、道が坂になっていることに気付かず、渋滞の原因になる場合があります。
視覚的に分かりやすい勾配なら上り坂のタイミングでアクセルを踏み込みますが、ゆるやかに速度が落ちる程度の上り坂は少しずつ速度が落ちる自動車が連鎖するため渋滞になるのです。
トンネル
視界が急に暗くなると、人間は圧迫感によりアクセルから足を離したり、ブレーキを踏んだりする傾向にあります。
前の車に引き続き、次の車も合わせて速度を落としていくことで渋滞が発生してしまう可能性があるでしょう。
インターチェンジの合流地点
高速や一般道、複数の車線が交わる合流地点では、流れを上手くつかめず無理に車線に入り込む車がいます。
こうした割り込みの車により、後続車がブレーキを踏んでしまって渋滞の発生源となることも。
トラックドライバーの渋滞回避術
自然渋滞の原因になり得る箇所では、速度に注意を向けましょう。アクセルを踏み込まなくても一定の速度を保つ意識があれば、自身が渋滞の原因になることを避けられます。
高速道路では、『速度低下注意』や防音壁に描かれた『水平線』などで道路の勾配を注意喚起しています。
トンネル内の側壁の一定間隔で点灯されている『エスコートライト』は、無意識に速度低下をしてしまう運転を回避するために付設されています。
こういった注意喚起に気を配り、速度調整を意識していきましょう。
渋滞情報をこまめにチェックしよう
出発前にあらかじめ渋滞情報を確認しておけば、渋滞が予測される道路を避けたスムーズな運航が叶います。
高速道路の場合、日本道路交通情報センターやNEXCOのサイトにアクセスして渋滞情報をこまめにチェックしておきましょう。
まとめ
自然渋滞の原因を知っていれば、自身が渋滞に巻き込まれることが少なくなるだけでなく、道路状況の安全にもつながります。
また、渋滞回避でやってはいけないのが車線変更を繰り返すこと。危険度が増すだけではなく、後続車がブレーキを踏むことでさらなる渋滞を引き起こす原因となるかもしれません。
正しい対処法で、できる限りストレスの無い運転を目指しましょう。