日別アーカイブ: 2025年6月20日

長距離ドライバー必見!長時間安全に運転するための注意点

長時間の運転によって集中力や判断力が低下すると、大きな事故につながる危険性があるので要注意しなければなりません。

ここでは、安全運転をするために具体的にどのような点を注意すべきなのかを解説してまいります。

これから仕事で長距離を運転する可能性がある方、ドライバーの仕事に興味がある方はぜひ参考にしてみてください。

安全運転できる1日の距離はどれくらい?

まず、安全運転の基準として「1日8時間」を目安にするのがおすすめです。

では、この時間内でどの程度の距離なら負担なく安全に目的地を目指せるのでしょうか。

体調・年齢などの個人差はありますが、ケース別に以下でまとめます。

一般道を運転する場合

たとえば1日8時間で平均速度を30kmとした場合、150km程度が安全に運転できる距離と考えられるでしょう。ただし、3時間程度の休憩(食事・仮眠)を取るのがベストです。

高速道路を運転する場合

こちらも1日8時間の場合、時速70km程度で運転するなら、290km程度が無理のない範囲だと考えられます。もちろん高速道路だからといってずっと運転するのでなく、渋滞や休憩を含めて3時間程度の余裕を持っておきましょう。

長時間の運転が引き起こすリスクとは?

もしも長い間休憩を取らずに運転した場合、どのようなリスクがあるのでしょうか。

その具体例を以下に示します。

認知機能が低下

長距離によって蓄積される疲労は、判断力・集中力・思考力を低下させます。

信号・標識の見落としのほか、スピードや車間距離の維持が難しくなったり運転操作にミスが起こったりする可能性があり、危機回避に影響を及ぼすことも考えられます。

眠気の出現

疲れや景色に変化の少ない夜間運転は眠気を誘発し、居眠り運転につながる可能性も。

あくびや目のかすみなどの症状が出てきたら、無理せず停車が第一。体操をするなどして眠気を覚ましましょう。

あるいは無理をせず、15~30分程度の仮眠を取ってください。

危険察知後の反応速度が遅くなる

疲労がたまると、危険を察知してから体が反応するまでの時間が通常時の1.5倍以上かかるというデータもあります。

高速道路上を100km/hで走行する場合、1秒間で27.8m進みます。反応の遅延は運転リスクを高めるため非常に危険です。

まとめ

長時間の運転を負担なく安全に遂行するためには、疲れを感じる前に計画的に休憩を取ることが大切。

1日8時間の運転を目安にし、少しでも眠気を感じた場合はパーキングエリアで身体を動かしたり仮眠したりと気分転換するのがよいでしょう。

一般的に、2時間ごとに15分程度のペースで休憩することが推奨されています。休憩の質を高めるほか、水分補給や軽食も疲労回復に役立ちますので工夫して取り入れましょう。