大型トラックドライバーの仕事内容と必要な免許&資格をご紹介

私たちの生活に欠かせない、あらゆる日用品などの物流の要として活躍しているのが大型トラックドライバーです。

長距離をただひたすら運転するイメージを持たれがちですが、それはあくまで仕事の一部。運転のほかにも幅広い業務に携わっています。

そこで今回は、大型トラックドライバーの仕事内容をご紹介するとともに、必要となる免許や資格についても解説します。

大型トラックドライバーの主な仕事内容

ここでは、大型トラックドライバーによく見られる基礎的な仕事内容について簡単にご紹介します。

トラックの点検

大型トラックを含め、事業が使用する貨物用車両は道路運送車両法と呼ばれる法律により、作業前点検が義務付けられています。

そのため、トラックドライバーは運転前に必ずブレーキの効きやタイヤの空気圧、バッテリー液量などを点検するのが日課です。

荷物の輸送

大型トラックドライバーの仕事のなかで重要な業務の一つが、荷物の輸送です。

会社や勤務形態によって輸送距離は変わりますが、中型トラックに比べてより多くの荷物を運ぶことが可能なため、遠方への輸送がメインの仕事といってもよいでしょう。

荷積み、荷下ろし

荷主から受け取った荷物の荷積み・荷下ろしも、大型トラックドライバーの大切な仕事です。

大型トラックの荷物は大量なだけでなく、人の手では持てない重い荷物が主となるためフォークリフトを扱って荷積み・荷下ろしをするケースが多いです。

大型トラックドライバーに必要な免許や資格

大型トラックドライバーとして働くには、大型自動車免許(大型免許)の取得が必須です。

なお、大型自動車免許の取得には以下のような条件が定められています。

  • 21歳以上である
  • 普通自動車免許を取得して3年以上の運転経験がある

また、前述したようにフォークリフトによる荷積み・荷下ろしを行う場面が多いため、フォークリフト免許(フォークリフト運転技能者)も取得しておくと有利でしょう。

そのほかにも、せっかく大型トラックを運転するのなら以下の免許も取得すると活躍の場が増えます。

  • 玉掛け技能講習 小型移動式クレーン免許(積載型トラッククレーン)
  • 車両系建設機械運転講習(重機回送)
  • 危険物取扱者乙四種免許(タンクローリー)

輸送するものや会社の方針、業務内容によって求められる資格はさまざまです。

そのため、大型トラックドライバーとして十分に活躍したいなら希望の会社の募集要項をしっかりチェックすることから始めましょう。

まとめ

大型トラックドライバーの仕事は荷物を目的地まで輸送するだけでなく、フォークリフトを使用した荷積み・荷下ろしなども含まれている場合がほとんどです。

また、会社によっては玉掛け技能講習など大型自動車免許以外の資格があるとより重宝されるでしょう。

トラックを運転するような業務に興味のある方は、ぜひ今回の記事を参考にして理想の仕事を見つけてみてください。