トラックドライバー必読!車内での安全な仮眠で心がけたい3つの準備

労働基準法により、長時間運行のトラックドライバーにも拘束時間の定めがきちんと設けられています。

安全運転・健康第一で仕事をするためには、休憩や仮眠などを適切なタイミングで取り入れる必要があるでしょう。

そこで今回は、狭いトラックの車内でも快適かつ安全に仮眠するための方法や工夫について3つのポイントをご紹介します。

1.      仮眠に最適な環境づくり

仮眠しやすい環境づくりは最初の重要なポイント。まずは仮眠に最適な場所を見つけましょう。

  • 騒音がない場所
  • 車上荒らしなどのリスクが少ない明るい場所
  • 車中泊が可能な駐車スペース

できるだけ上記の条件は、常に忘れずチェックしておくべきです。

場所を確保できたら、エンジンを止めて鍵を締め、貴重品の管理も万全に。寒暖差に対応できる服装、ブランケットなども用意しておくとよいでしょう。

人によってはアイマスクや耳栓も使用することで、短時間でも良い睡眠に結びつきやすくなりますよ。

2.      入眠姿勢を整える

長時間同じ体勢でいると、血管が詰まって足のむくみや痛み、息切れや動悸などを引き起こすエコノミー症候群になってしまう可能性があります。

倒せるタイプのシートならば、できるだけ体を伸ばせる体勢を心がけましょう。

もし水平な状態にできない場合、足元に荷物を置いて足の位置を心臓の高さに近づけると血流の滞りを防げます。

また、眠る前に身体をリラックスさせられるよう軽いストレッチや運動をしておくのもおすすめですよ。

3.      暑さ&寒さ対策

仮眠であってもエンジンのかけっぱなしはNG。その日の気温に応じた最適な場所を見つける必要もあるでしょう。

例えば真夏の炎天下にさらされたトラックは、かなりの高温状態といえます。たとえ日が落ちて夜になっても、熱中症にならないように注意しなければいけません。

  • サンシェードで陽の光が入るのを防ぐ
  • 氷枕や冷感敷きパッドなど、ひんやりグッズを使用する

上記のようなちょっとした工夫でより快適な睡眠に近づきますよ。

また、冬場は毛布・ネックウォーマー・湯たんぽなどを常備しておくと安心です。

まとめ

エンジンを止めて、安全な駐車場所を選び、貴重品の管理をするのは基本的な準備です。

エコノミー症候群を防ぐために、シート調整や姿勢にも注意してください。

そのほか便利グッズの活用など、できる限りの準備を整えておけば定期的に身体をリフレッシュさせるための仮眠が叶い、安全な運行にも役立ちます。

ご自身の健康・安全運転のためにもぜひ参考にしてみてくださいね。