
花粉症は植物の花粉が原因で発症しますが、アレルギーの原因となる植物は、日本ではおよそ60種類あるとのこと。
今では約2人に1人の割合でかかるともいわれており、もはや国民病の一種といえるでしょう。
今回は、そんな花粉症が長距離トラックドライバーに及ぼす重大なリスク、そして簡単な予防策についてもご紹介します。
花粉症が長距離ドライバーに与える重大リスク
花粉症といっても症状はさまざまで、個人差があります。
そんな花粉症がドライバーに与える重大リスクについて、以下にまとめます。
鼻水/鼻詰まり
花粉症になると、水っぽい透明な鼻水が出やすくなり、ドライバーの集中力を妨げます。
ティッシュペーパーで鼻水を拭こうとして、ハンドルから手を離すと非常に危険です。
ティッシュを取ろうとして、脇見運転につながる恐れもあるでしょう。
くしゃみ
くしゃみの反動で、ハンドル/アクセル/ブレーキの操作を誤ったり、前方不注意で事故が起きたりなどのリスクも考えられます。
予期せぬ追突事故や対向車との衝突事故を絶対に避けるために、くしゃみをする際の油断も禁物です。
目のかゆみ/充血/涙目
花粉症で目に不快な症状が表れると、運転中の視野/視界に影響が出ます。
信号、標識、人や障害物などを見落とす可能性も生じるかもしれません。
運転中に視界が良くないのは致命傷ともいえるので、症状が酷いときは花粉用の眼鏡や目薬など対策を考えましょう
頭痛/疲労感など
花粉症は頭痛にもつながりやすいだけでなく疲労感も大きく伴います。
「このくらいなら大丈夫」と放置していると、次第に頭がぼうっとした状態になり、集中力が欠けて安全運転を維持するのが困難になるでしょう。
花粉症薬の影響
抗ヒスタミン系の花粉症薬を服用すると、倦怠感や眠気で意図せず居眠り運転につながる恐れがあります。
判断力や集中力が低下する副作用で、正常な運転ができず道路交通法に違反するリスクも避けなければなりません。
花粉症による運転中の重大リスクを予防するには?
最後に、長距離ドライバーが花粉症による重大リスクを回避するための対策を詳しくご紹介します。
ただし、症状が重い場合は医療機関への相談も検討してください。
車内に花粉を持ち込まない
車内に花粉が入る対策としては、以下のような工夫がおすすめです。
- 窓を開けない
- エアコンを内気循環にする
- エアコンフィルターを装着する
- 衣服などに付いた花粉を乗車前に払っておく
- ナイロン/ポリエステルの服を着る
また、こまめに掃除をして花粉を除去しましょう。シート/ダッシュボードは拭き掃除、シート隙間は掃除機、エアコン送風口はモップ掃除が効果的です。
花粉症薬の成分を確認し、身近なグッズもこまめに活用
抗ヒスタミン薬や運転NG記載がある薬には、眠気などの副作用が考えられます。事前に確認して服用は避けましょう。
また、薬だけでなくマスクや眼鏡でも、花粉を回避する効果がある程度見込めます。特に花粉対策マスクはおすすめ。眼鏡は曇り止めスプレーをかけておくと安心でしょう。
さらにティッシュケースを運転席天井などに設置しておくと、スムーズな運転につながります。
まとめ
長距離ドライバーにとって、花粉症は安全運転を妨げる大きな要因です。
鼻水/くしゃみ/目のかゆみをはじめ、さまざまな症状が悪化するほど事故のリスクも高まります。
花粉症薬の影響も見過ごせないため、運転前に成分や注意書きの確認が必要でしょう。
今回ご紹介した花粉症の予防策を実践して、安全運転を心がけてください。