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トラックドライバーのお酒との付き合い方~飲酒運転を防ぐ運送会社の心得~

トラックドライバーを含むすべての運転手にとって、お酒との付き合い方はとても重要な課題です。

「少しだけなら」という気の緩みでお酒を飲み、運転してしまうと人の命までも奪いかねません。

大きな事故は自分のキャリアに傷をつけ、会社は事業停止になり信用を失うこともあり得るでしょう。

本記事では、飲酒運転を起こさないために会社が設ける対策や個人の意識向上についてご紹介します。

運送会社が設ける飲酒運転防止策

まず、運送会社はドライバーに飲酒運転をさせないためにどのような対策を講じているのかをまとめます。

社内研修や指導

国土交通省は、運送会社がドライバーに飲酒を含む12項目の指導監督を行うよう義務付ける指針を定めています。

この指針は運送会社の指導者が年間計画に基づいて実施し、記録をつけていきます。

そして、指導を積み重ねてお酒に対する正確な知識を得られるようにしているのです。

個別調査や啓発活動

会社によっては、個別に巡回を行う場合もあります。

例えば中継地点や休憩場所でお酒を摂取していないか、車の座席にアルコール類の入れ物がないかなどの調査です。

また、飲酒運転による事故事例や影響などを、ハンドルを握る本人だけではなくその家族にもチラシなどで呼びかけて理解と協力を得ています。

出発前のアルコールチェック

アルコール検知器を使って呼気に異常がないかを調べることが義務化されています。

合格基準値は0.00です。

まれに、栄養ドリンクや口内洗浄剤など微量に含有する液体を口にした直後でも反応を示すケースがあるので、数回口をゆすいでから検査を受けるとよいでしょう。

長距離移動の際は検知器を携行する場合も

宿泊を挟む長距離移動の場合、運行終了後の休憩時に適度な飲酒を認めている会社も多いです。ただし、飲酒後は十分に休憩時間を設ける必要があるでしょう。

休憩後、出発する際には会社から支給される携帯用の検知器で検査し、電話で報告してから業務を再開します。

ドライバー個人が持つべき意識

会社の体制がどんなに強固でも、運送担当者本人が飲酒運転に対して「厳禁」の意識を持たなければ事故はなくなりません。

確固たる意思を持って業務に従事しましょう。

「少量なら大丈夫」は絶対NG

アルコールの1単位とは、純アルコールが20g含まれる飲料を指し、缶ビールのロング缶1本や日本酒1合に相当します。

1単位の少ない量のアルコールでも、体内で分解されるまでにお酒が飲める男性で約4時間、女性で約5時間かかります。

あまり飲めない人や体調が悪い人、年配の人は分解されるまでにもっと時間がかかるでしょう。

このため「少ししか飲んでいないから大丈夫」という認識は間違いです。

まとめ

お酒が好きな人にとって、仕事が終わった後の晩酌は楽しみのひとつかもしれません。

しかし、トラック運転手の仕事は時間が不規則で早朝出勤も多いので、平日の晩酌は控えたほうがよいでしょう。

そしてお酒を飲むと注意力や判断力が低下することを頭におき、責任を持って安全に運行業務に当たりましょう。