トラックドライバーにとって、運転中の眠気は大敵ですよね。精神力だけで眠気を我慢していると、いつか重大な事故につながりかねません。
ただし、眠気とは生理現象なのでどんなに気を付けていてもきてしまうもの。
今回は運転中の眠気の危険性や眠気覚ましに効果的な方法をいくつかご紹介します。
運転中に眠気に襲われた時の危険性
眠気は突然やってくるもので、コントロールするのは困難です。
特に昼食後や夜間は眠気が強くなる傾向にありますよね。
しかし、眠気がある状態でそのまま運転を続けると以下のようなリスクがあります。
- 冷静な判断ができない
- 運転操作が遅くなりトラブルをまねく
- 交通事故を起こしやすくなる
普段であれば素早く判断して対処できていることが、眠気がある状態だそうではなくなる恐れがあり、結果として重大な事故に発展する可能性が高いため大変危険です。
いつか最悪の事態に陥らないためにも、眠気覚ましの工夫をする必要があります。
即席!眠気覚ましに効果がある簡単対処法
ここからは、急な眠気に効果的な対処法をいくつかご紹介します。
ぜひ運転前に、チェックしてみてください。
- 身体を動かす
眠くなったら安全な所に車を止め、外に出て、積極的に身体を動かしましょう。ス
トレッチや軽く歩くだけでも頭はスッキリします。
- 手のツボを刺激する
眠気覚ましに効果があるツボは、中指の爪の生え際・人差し指側にあるので、そこを押して刺激しましょう。
- カフェイン系のドリンク・錠剤を飲む
高速道路のSAPAやコンビニなどで、眠気覚ましの効果を謳ったカフェイン系のドリンクを入手できます。
また、飲み物ではなく確実な効果が欲しい場合、第3類医薬品として効能が証明されている「眠気防止薬」を服用してみる方法もあります。
- ガムを噛むなど咀嚼運動をする
「噛む」という行為で脳が刺激されやすくなるため、眠気を軽減させられるかもしれません。また、ハードなミント味など眠気解消効果を謳ったガムならより効果的でしょう。
- 歌をうたう
大きな声を出すと脳が刺激され、眠気解消効果が期待できます。一人で運転するドライバーの車内なら、気にせず気持ちよく歌えるのではないでしょうか。
- 20分程度の休憩をとって仮眠
眠気解消には、やはり仮眠が一番かもしれません。仮眠の時間は20分くらいにして、深い眠りにつかないようにするのがよいでしょう。
起きたあとはすぐに運転せず、外の空気を吸い、軽く運動をして頭をスッキリさせるのがポイントです。
こんな前兆に注意!自分の状態をしっかり見極めよう
眠気が起きている前兆としては、以下のものが挙げられます。
- 運転に集中できなくなる
- ぼーっとしてくる
- 瞼が重くなる
- 瞬きの回数が増える
- 信号や標識などを見落とす
- 車間距離が狭くなる
このような前兆があるにもかかわらず、もしもそのまま運転を続けていたら、居眠り運転を起こして大きな事故につながるリスクが高いです。
異変を感じたら無理をせずに一時中断し、きちんと眠気を覚ましてから運転を再開させましょう。
まとめ
まだ眠気がある状態で運転することは、事故につながる可能性があるため大変危険です。日頃から睡眠不足にならないよう健康管理に気を付けて、安全運転を心がけましょう。
誰でもできる簡単な眠気解消法をいくつかご紹介しましたが、ぜひ自身に合った方法を見つけてみてくださいね。